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ブレーキキャリパーについて!

こんにちは!

今日は、ブレーキのキャリパーについてです。

Ducatiはすべての車種に、他にも多くの高性能バイクに採用されているBremboのブレーキシステム。

今回は、その中のキャリパーに注目。

現行で代表的な3モデル「Hypure」「Stylema」「M50」を比較してみます。

① Hypure

採用車種:2025年型以降のPanigale V4、現行Streetfighter V4、Panigale V4 Rなど

2024年、新型Panigale V4と共に登場したBremboの新世代ハイパフォーマンスキャリパー。

最大の特徴は、従来のキャリパーとは大きく異なる左右非対称のデザインです。

従来のStylemaから剛性を維持しながら、キャリパー1個あたり約30gの軽量化を実現。さらに放熱性能を最大4%向上させています。

注目したいのは、単に軽くなっただけではないという点。

新設計のパッド固定システムにより、ブレーキをかけていない状態でパッドがディスクに接触することで発生する「残留トルク」を最大15%低減しています。

これはブレーキの引きずり抵抗を減らす技術で、走行抵抗の低減にもつながります。

ちなみに

「Hypure」という名前は、卓越した性能を表す「HYPER」と、無駄を削ぎ落としたデザインを意味する「PURE」を組み合わせた造語。

特徴的な非対称形状も単なるデザインではなく、必要な剛性を確保しながら徹底的に軽量化するための機能的な形状となっています。


② Stylema

採用車種:2018〜2024年型Panigale V4、先代Streetfighter V4、Monster SP、Multistrada V4 S/Pikes Peakなど

2017年のEICMAで、初代Panigale V4とともに発表されたキャリパー。

それまで高性能キャリパーの代表格だったM50をベースに、軽量化と冷却性能の向上を目指して開発されたStylema。

M50と同等の剛性を維持しながら、約7%の軽量化を実現。

さらに、ピストンやパッド周辺の設計を見直し、キャリパー内部のブレーキフルード容量を減らすことで、よりダイレクトなブレーキレスポンスを追求しています。

外観で特に分かりやすいのは、中央ブリッジ部分の開口部。

ブレーキパッド周辺を通る空気の流れを改善し、効率よく熱を逃がす役割を持っています。

そしてStylemaの軽量化は、キャリパー本体だけでなく

取付部分もコンパクトに設計されており、使用する取付ボルトまで約5mm短縮されています。


③ M50

採用車種:2025年式のPanigale V2、Streetfighter V2など

2011年に発表されたDucati 1199 Panigaleで初採用された、Bremboを代表するモノブロックキャリパー。

アルミニウム鋳造の一体構造と、直径30mmの4ピストンを採用しています。

モノブロック構造は、キャリパーボディを一体で成形することにより、高い剛性と軽量化を両立させる技術。

Bremboが1994年のMotoGPで導入した技術を背景に持ち、M50はそれを市販スーパースポーツ向けに展開した代表的なモデルです。

コンパクトながら高い剛性を持ち、ブレーキング時の変形を抑えることで、正確なコントロール性を実現。

登場から15年近くが経過した現在でも、新型Panigale V2やStreetfighter V2に純正採用されていることから、その完成度の高さがうかがえます。

ちなみに

「M」はMonoblock(モノブロック)の頭文字。そして「50」は、2011年に迎えたBremboの創業50周年に由来しています。

つまりM50は、単なる型番ではなく、Bremboの歴史における節目を記念したキャリパーでもあるのです。


今回の3モデルを比較すると、もう一つ興味深い共通点があります。

それは、M50、Stylema、Hypureのいずれも、Ducatiの新型Panigaleで初採用されているということです。

2011年の1199 PanigaleにM50、2017年発表の初代Panigale V4にStylema、そして2024年発表の第7世代Panigale V4にHypure。

DucatiとBremboの関係は1970年代にまでさかのぼりますが、50年以上経過した現在でもこう続いているのを考えると、一種のロマンを感じますね。

今回は以上になります。

これからはこういったパーツごとの紹介もやってみようかなと思ってます。

ではまた~

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